2011年08月08日

そろそろ「復興支援」なんて看板はずしませんか

うすうすそう感じてはいたけど、僕自身被災地の出身ということもあって有り難いことではあると思ってその気持ちは汲んでいたのだけれど、そろそろただの商売道具の1つに成り下がっていると感じることの方が多くなってきたってのがそう思った理由。

例えば、このニュース。
■ 被災地の松、「送り火」使用断念…専門家は批判
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20110807-OYT1T00499.htm

東日本大震災の津波で倒れた岩手県陸前高田市の景勝地「高田松原」の松で作った薪を、「京都五山送り火」使用することにしていたけど、福島原発から飛んできた「放射性物質」が含まれているのではないかといった不安を訴える声が強くなって取りやめたって話。
(どうでもいいけどこの記事、「松原」が多いな…w)

悪く言いたくはないけれど、そこまで自分たちの無知をさらけ出さなくても…。なんて思っちゃうわけです。

でも、「病は気から」とも言いますし、それで心の健康が保てるのならそれでも仕方ないかなとも思います。

実際のところは、白金豚の高源精麦 ( @hakkinton ) さんもつぶやいているように

「8/6の文科省発表の環境放射能は、盛岡が 0.023μSv/hに対して京都は0.040、奈良で0.051。こちらこそあちらを心配するわ」
https://twitter.com/#!/hakkinton/status/100148957233152000

原発の影響?どこにどのように出ているの?という状況。(もちろんこの数値をもってして「絶対に安全」だと言いたいわけではないです、念のため。)
記事にもあるように、不勉強ゆえの物言いで結果的には徒に不安を煽っているだけになってしまっているのですよね。


先にツイートしたことでもありますけど、気持ちは分からないでも無いんですよ。
あちらさんからすれば、それを目当てに訪れる多くの観光客の不安を取り除くという使命もあるのだと思います。

だったらそれでいいじゃない。

そして、そういう大義名分があるのなら、間違っても「がんばろう日本」だとかそういうフレーズは掲げないでいただきたいのですよ。


もう1つ例を挙げれば、レストランや居酒屋などの飲食店で復興支援メニューだとか、それに関連するキャンペーンをやっておきながら、ここのところの『怪しい牛肉』に関して、国産牛の取り扱いを自粛していたりするけど、これも立場を考えれば「多くの客の不安を取り除く」「安全な食を提供する」という使命を考えれば、取って然るべき措置なのだとは思う。思うけれども、だったら、いや、だからこそ、そろそろ「復興支援」だとか「がんばろう日本」「がんばろう東北」といった看板は取り外すべきではないかと思うわけですよ。

あなた方がやっていることは、傷を負った人間の傷口を叩きながら「痛みに耐えてがんばれ!」と言っているようなもんだ。
もはや、「がんばろう東北」なんて宣伝文句以外の何にもなっていない。
がんばろうと言いつつも、別の不安を煽り、被災地にまた別の傷を負わせている。


だから、もうそろそろ「復興支援」「被災地応援」という看板なんて掲げないほうが、自分たちの「本来の使命」を果たせるのでは無いのだろうか、と思います。


そろそろ「無言実行」で、何にも言わずに静かにこつこつと支援していけばいいと、そう思います。
posted by tsasaki at 01:34| Comment(0) | TrackBack(0) | 雑記
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。
この記事へのトラックバックURL
http://blog.sakura.ne.jp/tb/47234454

この記事へのトラックバック